私たちの想い
食べたいものが手に入る時代に、あえて昆虫を食料にしなくてもいいでしょ?
そう笑い飛ばす人も少なくありません。むしろフードロスが問題になっている日本では、食料が不足する未来を想像することは難しい状況です。しかし世界に、目を向ければ、人口増加とともに食料不足のリスクは確実に高まっています。
国連食糧農業機関(FAO)が発表した報告書『食用昆虫:食料と飼料の安全保障に向けた将来展望』を契機に、家畜に代わる新しい動物性たんぱく源として、食用昆虫の利用が注目されています。しかし、日本では昆虫食に対する忌避心理(フードネオフォビア)が強く、世界が注目する「ミライの食」を受け入れる準備ができていないように思われます。
私たちは、高崎経済大学飯島研究室の環境配慮行動心理、食選好心理研究の知見を活用し、消費者の心理的な抵抗感を減らした昆虫食品の開発を通して、昆虫原料の普及の一助になればと創業いたしました。
私たちは研究、事業を通して昆虫由来食品の市場を創造し、環境問題や食料危機のリスク低減に貢献します。
ミッション
Mission
昆虫由来食品の市場を創造し、環境問題や食料危機のリスク低減に貢献する。
ビジョン
Vision
クリケット(食用コオロギ)の付加価値を創出し、徹底した品質管理と安定供給を実現する。
国内外の企業やアカデミアとのパートナーシップを通して昆虫原料の社会実装に貢献する。
行動指針
Value
- 食にまつわる問題を自分ごととして捉え行動する
- 公平、公正な社会の実現と発展に貢献する
- 人や地域との縁に感謝し、それらを大切にする
- ヒト・モノ・コトを繋ぎ、豊かさを創造する
- 科学に基づき、正確さを追求する
- 変化を恐れず、自ら変化し続ける






代表挨拶
「一生飢えに苦しむことなく、暮らせる時代がこれまでの人類史にあっただろうか。先人が築き上げた豊かさにかまけて、未来の糧まで食い潰してしまっているのかもしれない。」ある方の言葉に、心を揺り動かされました。
今の日本は、飽食の時代と言われ、食べられるものまで余らせて捨てています。「食料危機」が迫っている実感はありません。
しかし、途上国の人口増加や経済発展によって、たんぱく質の需要は拡大しています。限りある地球の生産能力や持続可能性を考えると、今までと同じやり方で必要とするたんぱく質を生産することは難しくなるでしょう。だからこそ、環境に優しい次世代のたんぱく源を開発し普及させることが求められているのです。食用コオロギ(クリケット)はその有力な選択肢のひとつです。
新しい食の選択肢を広げ、未来の世代にも豊かな食を残していきたい・・・。私たちはこの時代を生きる当事者として、食の持続可能を追究します。
FUTURENAUT株式会社
CEO 櫻井 蓮
役員紹介


櫻井 蓮
代表取締役CEO
学部在学中から社会貢献活動(ひとり親家庭向け学習塾の立ち上げ、竹林保全活動など)にまい進。昆虫食に対する消費者心理研究への挑戦をきっかけに、次世代たんぱくの市場普及に向けたビジネスの創出を決意し、FUTURENAUTを設立。専門は食育、食行動心理分析。食育アドバイザー。


飯島 明宏
取締役CTO
研究所勤務を経て、2010年に高崎経済大学に着任。専任講師、准教授を経て、2018年より現職。専門は環境データサイエンス。食選好・行動心理研究のシーズを活用し、FUTURENAUTを設立。研究開発およびコンソーシアム事業を担当。


伊禮 喬太
取締役CMO
2008年タイへ渡り、Cpoint(Thailand)Corp.,Ltd.を設立、代表取締役(現職)。タイの農村の開発と発展をライフワークにしたいと思う中で、同研究室の農村視察をきっかけに食用昆虫の可能性を感じ、FUTURENAUT設立に参画。ウェブマーケティング、輸出入を担当。専門はインバウンドマーケティング。


北島 弘
監査役
高崎経済大学同窓会 会長代行
明治製菓・医薬事業部(現 Meiji Seika ファルマ)、横河電機関連企業に勤務後、2012年より認定NPO法人ピープルズ・ホープ・ジャパンにて東南アジアでの母子保健医療自立支援活動を行う。
会社概要
- 社名
- FUTURENAUT株式会社
- 設立
- 2019年7月
- 所在地
- 高崎市上並榎町1300番地 高崎経済大学内
- 事業内容
- 昆虫由来食品の開発、輸入、販売
食育・環境教育コンテンツの開発、提供
ターゲットマーケティング研究、消費者心理分析
沿革
- 2019.07
- ターゲットマーケティング研究および消費者心理分析の技術シーズを活用し、FUTURENAUT合同会社を設立
- 2019.08
- Cpoint(Thailand)Corp.,Ltd.社と食用昆虫調達について業務提携
- 2019.09
- INSECTA 2019(ドイツ)にて、昆虫の食用利用推進に関する研究成果を発表
- 2019.10
- コオロギのビスコッティを発売
- 2019.12
- コオロギのゴーフレット、2030年のゴーフレットを発売
- 2020.01
- 業務用コオロギパウダー(100% Cricket Flour)を発売
- 2020.07
- ぐんま昆虫の森・第17回企画展「昆虫食展」を共同制作
- 2020.08
- 日本初、コオロギパウダーを活用したレシピコンテスト「コオロギレシピグランプリ」を主催
- 2020.12
- 敷島製パン株式会社(Pasco)とコオロギパウダーを配合したパン・菓子の製造について業務提携
Korogi café シリーズを立ち上げ、コラボ製品としてコオロギのバゲット、コオロギのフィナンシェを発売 - 2020.12
- コオロギと温泉水のチップスを販売
- 2021.03
- FUTURENAUT株式会社に組織変更
- 2021.10
- 本社所在地を高崎経済大学内に移転