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2024.10群馬県庁GINGHAMで昆虫食イベント開催しました。

群馬県庁の31F GINGHAMで昆虫食イベントを開催しました。
上毛新聞社と共同開催で実施し、昆虫食TAKEO 浅草本店にもご協力いただき実施しました。

参加者には乾燥昆虫、昆虫の素揚げ、コオロギの唐揚げ風など様々な昆虫食品に触れていただきました。

参加者の中に昆虫食が気になるお母さんと、好き嫌いが多くて、昆虫も食べたくないと言っていた男の子。
ですが、そのままの乾燥昆虫は食べなかったのに、コオロギをミンチにした唐揚げ風は食べてくれて、その後そのままのコオロギ揚げも食べてくれました。

加工や見た目も大事なんだなと再確認したイベントです。



 

 

FUTURENAUTでは昆虫食に関するイベント、ワークショップを承っております。
ご予算に応じて開催ができますので、是非お問い合わせフォームからご相談ください。

トヨタ財団の国際助成プログラム2024に採択されました

トヨタ財団の国際助成プログラムに採択されました。

【プロジェクト名】
持続可能な食と農業について考える学びあいの実践と効果検証~タイ・ラオス・日本の昆虫フードテックを題材に~
Practice of mutual learning on food and agricultural sustainability: Insect food-tech in Thailand, Lao, and Japan as a subject

【企画概要】
世界のたんぱく質需要は増加し続け、早ければ2030年頃に需要と供給のバランスが崩れる可能性が指摘されている。この危機を回避するために、世界では昆虫、微細藻類、ゲノム編集、培養肉など、フードテックを活用した次世代たんぱく源の開発が進められている。しかし、これらの新しい提案は共通して「社会理解の醸成」の難しさに直面している。新しい提案が社会に受容されるためには多様な視点、異なる立場から議論を尽くし、時間をかけて理解を深めていくことが不可欠である。本プロジェクトでは、アジア発のフードテックである昆虫たんぱく源の社会受容を題材に、タイ・ラオス・日本のステークホルダー(生産者、販売者、行政、消費者等)が学びあいを行う。学びあいの仕組みが社会理解の醸成にどのように寄与するのかを明らかにし、「持続可能な食と農業」について社会全体で考える学びあいのモデルを提案することを目指す。

このプロジェクトはTAKEO株式会社、特定非営活動法人ISAPHと共同で進めていきます。

詳細はこちら
https://toyotafound.my.salesforce-sites.com/psearch/JoseiDetail?name=D24-N-0020

 

 

2024.10.5群馬県庁GINGHAMで昆虫食イベント開催!

群馬県庁の32F GINGHAMで昆虫食イベントを開催します! 上毛新聞社と共同開催で実施し、昆虫食TAKEO 浅草本店にもご協力いただきます!

場所:群馬県庁31F  GINGHAM 内容:群馬県産コオロギを使った試食体験、トノサマバッタ・ミールワームなどの昆虫食体験!

日時:2024年10月5日(土) 会場開催時間: 10時半〜16時 11時〜: コオロギで肉を作る?!特製コオロギ肉の試食体験! 14時〜: ただ揚げるだけじゃない? 絶品コオロギの素揚試食体験!

参加費: 無料、ワークショップは午前・午後 各回10組ずつ

ワークショップ開催時間外でも、試食や物販など昆虫食コンテンツご用意しています!


群馬県高崎市で育てた、エサや飼育方法にもこだわったコオロギをお持ちします! 当日使用するコオロギはナカリ社と共同開発したブランケット®️をお持ちします。 米ぬかを食べさせたコオロギで、香りがとても良いのが特徴です。詳しくはこちら ワークショップに事前申し込みの方はこちら  午前(11時〜) 先着10組  午後(14時〜) 先着10組コオロギはエビやカニに似た成分を含みます。 甲殻類アレルギーをお持ちの方は、試食はご遠慮ください。 参加希望の方はこちらに同意したものとみなします。 イベントの内容・試食の内容は変更になることがあります。 あらかじめご了承ください。  

FUTURENAUTがJICA昆虫基礎調査に協力いたしました

JICA経済開発部にて実施した、全世界農村生計多様化のための昆虫バリューチェーン構築に係る情報収集・確認調査に弊社が協力いたしました。


https://www.jica.go.jp/activities/issues/agricul/jipfa/overview.html

JICA経済開発部にて実施した昆虫基礎調査結果報告https://www.jica.go.jp/activities/issues/agricul/jipfa/__icsFiles/afieldfile/2024/02/28/material_01.pdf

 

本調査は以下の目的で行われています。
①国際協力機構(JICA)による途上国への協力支援の可能性、方向性を提言する。②現地における情報収集、パイロット事業を日本の昆虫関連企業様と連携して実施し、小規模農家の生計多様化および産業開発に裨益する食用・飼料用昆虫のフードバリューチェーン(FVC) 構築のための方向性を検討

弊社は原料のコオロギの一部をタイから輸入しています。
今回は、国内で当社とナカリ社が共同で行なった米ぬかの研究をベースに、タイでもコオロギのエサに米ぬかを餌に用いることで、収益性が改善が見込めるかどうかの実証実験を行いました。

リンク先に資料がありますのでご確認ください。

FUTURENAUTはコオロギ、昆虫食(主に日本やタイ)の情報収集や調査を承っています。
タイに関する昆虫養殖情報、昆虫食についての情報をお探しの方、ぜひお問い合わせください。

コオロギレシピグランプリ2023の試食審査会を開催いたしました

 

コオロギパウダーを使ったレシピの出来栄えを競うイベント、コオロギレシピグランプリも今年で4年目を迎えました。
今年は100人の参加があり80を超えるレシピの投稿がありました。

コオロギレシピグランプリは以下の3つの目的で開催をしております。

1.コオロギパウダーを実際に使っていただく機会を作ることで、昆虫食品原料に対する消費者の理解を促す。
2.考案したレシピを参加者ご本人のSNSから発信していただくことで、一般消費者の声を通した情報の水平展開を促し、より広い消費者層にリーチする。
3.レシピを集積し、コオロギパウダーを使った加工食品への利用可能性を拡大する。

今回はコオロギパウダーを用いて、「道の駅やパーキングエリアなどで提供されることを想定したレシピ」をテーマにレシピを募集いたしました。
今回はスポンサーいただいたファインシンター社で加工したコオロギパウダーを参加者に送付し、参加者にレシピを投稿いただきました。
書面による一次審査の結果8つのレシピが試食審査に進みました。
https://plusmirai.com/2023final/

特別審査員に内山昭一先生をお呼びし、レシピを再現した料理を試食しながら審査を行います。

【再現したレシピ】

料理の写真に使用しているお皿はtoool さまからお借りしました。

グランプリ ザ・ファイナルでは以下の4つの観点で試食および、審査を行います。

① オリジナリティがあること
② 家庭で作れるレシピであること
③ コオロギパウダーの食材としての利点を活かしていること
④ コオロギパウダーを活かした美味しい料理になっていること

 

 

厳正な審査の結果、決選投票まで行った結果「ミライのおやつ」がグランプリとなりました。
おめでとうございます!

特別審査員の内山先生からは、
「日本人に馴染みがある佃煮をアレンジしたレシピや、さまざま工夫が凝らされたレシピがある中、グランプリのレシピはコオロギ感がありつつ新しい食べ方としてグランプリに相応しい。」

審査員のファインシンター渡辺様からは
「2年前に参加したときよりさらにおいしく、分量や材料の選定にもこだわりを感じた。参加者のようにイエコオロギとフタホシコオロギ風味の違いを活かした料理を自分でも作りたい。」

と講評をいただきました。

今年もレシピグランプリにご参加の皆様、ご協力いただきました事業者の皆様ありがとうございました。

クリケット(食用コオロギ)の品質に関して

FUTURENAUTでは「コオロギの食品および飼料原料としての利用における安全性確保のための生産ガイドライン(コオロギ生産ガイドライン)」に基づいてコオロギを生産しています。

また、タイ産の食用コオロギパウダーはタイの適正農業規範(GAP)取得ファームで生産され、適正製造規範(GMP)およびHACCP認証を受けた工場で加工されたものを厚生労働省の食品検疫を通して輸入しています。

FUTURENAUTで生産・加工・輸入しているクリケット(食用コオロギ)は、定期的に菌数、残留農薬等の品質検査*を行っております。
*計量法に基づく、計量証明事業者に分析を委託しています。

計量証明書を開示いたします。

【国産のクリケットに関して】

【輸入しているクリケットに関して】

FUTURENAUTの食用コオロギに関する考え方についてはこちらをご覧ください。

FUTURENAUTの食用コオロギに対する考え方

 

最近、弊社に食用コオロギの安全性に関するお問合せが増えております。

弊社の見解をこちらに記載いたします。なお、科学的根拠のない風評の流布に対しては、顧問弁護士と相談の上厳正に対処いたします。

 


Q.アレルギーの危険性についてどう対応していますか。

A.日本の食品表示法では、特定原材料を含む加工食品、特定原材料由来の添加物を含む生鮮食品の一部及び特定原材料に由来する添加物について食物アレルギー表示が求められています。重篤度・症例数の多い7品目(特定原材料)については表示の義務があり、過去に一定の頻度で健康被害が見られた21品目(特定原材料に順ずるもの)については表示が推奨されています。なお、消費者庁ではアレルギー表示対象品目の調査、研究を継続的に進められており、その成果を踏まえて特定原材料等については見直しが図られる予定です。

現時点において、食用コオロギは本法令に定める「特定原材料」、「特定原材料に順ずるもの」のいずれにも該当しておりません。しかしながら、甲殻類、ダニ、軟体動物などにアレルギー症状を示す被験者に対して交差反応性を持つ可能性があるとの研究報告(https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6779)があることから、弊社では管轄の保健所の助言を受け、一括表示外に「エビやカニに似た成分を含みます」等の注意喚起を自主的に行っています。

食物アレルギーに懸念のある方は、ご利用をお控えください。


Q.寄生虫についてどう対応していますか。

 

A.寄生虫の存在は、魚介類、食肉、野菜など、自然の中から調達するすべての食材に等しく関わる問題で、食用コオロギのみに当てはまるものではありません。一般論として、どんな食品であっても生食する場合には常に注意を払わなければならない問題です。弊社でご提供する食用コオロギは、管理された養殖場内で飼育し、その後十分な加熱殺菌、乾燥処理をした加工食品です。よって、寄生虫への懸念については、他の一般的な加工食品と同様と考えております。


Q.コオロギには発ガン性があるという研究を見ました。

 

A.弊社ではそのような学術研究があることを把握しておりません。ご覧になった査読付き研究論文をご提示ください。


Q. 世界や日本でコオロギを食べていなかったのは、安全性の観点で問題があったからではないですか。

 

A.コオロギはこれまで世界中の多くの国や地域で食べられてきた昆虫です。日本においても例外ではなく、新潟県、福島県、長野県、山形県などで食べられてきた記録がいくつかの研究論文で報告されており、その概要は「昆虫食文化事典, 三橋淳著」にまとめられています。また、中国や日本では薬用にも利用されてきた歴史があります。

 日本において、イナゴと比較してコオロギが一般的な食用昆虫とならなかった理由は、大量に捕獲することがイナゴに比べて困難だったことが理由の1つだと考えています。一方、タイやカンボジアなどではイナゴと同様にコオロギは一般的な食用昆虫として食べられてきた歴史があります。


Q. コオロギには酸化グラフェンが含まれているという研究を見ました。

 

A.弊社ではそのような学術研究があることを把握しておりません。ご覧になった査読付き研究論文をご提示ください。

タイ・ウボンラチャタニー大学のRuaysap et al., 2022の研究では、椰子ガラおよびコオロギの脚から工業原料となるグラフェンをChemical Vapor Deposition(CVD:化学気層成長)法で化学合成できる可能性について報告されております。詳細は原著論文をお読みいただくことが適切ですが、簡単に研究者らが検討した化学合成の概要を説明します。乾燥させた椰子ガラおよびコオロギの脚を銅製の薄膜上に置き、1050℃の炉内でアルゴン雰囲気下において15分間焼成処理しています。この操作がCVD法という化学合成の方法です。銅の薄膜上に生じた黒色の物質をエタノールで洗い、溶媒を取り除いた後黒色の粉末物質を乾燥させて紫外・可視分光法で特性分析しています。その結果、グラフェン標準物質と同様に約244nmの波長領域に吸収帯が観察されたことから、椰子ガラおよびコオロギの脚を原料に、グラフェンを化学合成できる可能性があると結論付けています。

この研究は、コオロギの脚にグラフェンあるいは酸化グラフェンが含まれると報告するものではありません。食品産業の環境負荷となる食品廃棄物やフードロスから、有用な工業原料を化学合成できるかもしれない可能性に言及した研究成果です。


Q.EUがコオロギを食品に認めた際にどのような安全性評価がされましたか?

 

A.こちらをご覧ください。

https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6779


Q.コオロギの菌数や残留農薬が心配です。

 

A.弊社では、食品衛生法に基づく菓子製造の許可を取得し、管理された設備を使用しHACCPの考え方を取り入れた衛生管理の方法に基づき食品を製造しております。また、加工食品について定期的に食品微生物と残留農薬の自主検査を行い、品質管理を徹底しています。


Q.加熱処理について、沸騰水で40分、オーブンで7時間という事だが、本工程で安心というエビデンスがあるのか。何℃で煮沸等をしているのか。オーブンの温度は何℃でしょうか。

A.沸騰水とは1気圧下で100℃の熱湯のことをいいます。オーブンの加熱温度は90度です。一般的な食中毒菌の殺菌条件は、中心温度が75℃・1分以上の加熱とされています。これは、内閣府の食品安全委員会、厚生労働省、保健所等から示されている加熱殺菌の条件です。上記の条件下で加熱殺菌しておりますので、十分な処理を施していることになります。


Q.妊婦の方が流産する可能性がある成分が入っていますか。

A.まずは、ご懸念の成分と流産の関係を示すエビデンスをご提示いただかないとお答えしようがありません。化学物質の種類はほぼ無限に存在し、それらを網羅的に分析する手段は存在していません。

一般的な食品として調べなければならない有害な化学物質については一通り検査しております。上記の回答に示した食品衛生細菌類の他、重金属類(Cd、Sn、Pb、Hg、As)、カビ毒、残留農薬(464項目)は検査しています。


Q.原材料表示にドライクリケットとあるが、この表記で問題ないのですか?

A.弊社では、一括表示(原材料表示を含む)の記載内容については管轄の保健所の助言を受けてへの相談の上、表記しております。

コオロギを使用した製品である旨を商品名、パッケージデザイン、一括表示、商品説明文、商品説明サイトへのリンク等を介して表現しております。

昆虫食イベントを秋田県北秋田市で出張イベントを開催しました

2023年1月29日に秋田県北秋田市の子供会からご依頼があり、昆虫食のお話と試食イベントを開催しました。
冬の秋田県は寒かったのですが非常に多くの方がお集まりいただき、大盛況でした。

最近昆虫食のイベントで子供たちから

「お肉は食べちゃいけないですか?」
「虫を食べないといけないんですか?」

と言われることが多かったので、こういった思いの部分も伝えさせていただきました。

 

調理室もお借りできたので、ナカリさんと協業して生産した、米ぬかを餌に育てたコオロギをその場で調理して食べる試食体験も開催しました。
今回はお米の油を用いて、コオロギの揚げ焼きを行い、ガーリックや山椒などで味付けをしたものを召し上がっていただきました。

量が多いかな、と思っていたのですが、皆さんが「美味しい、美味しい」とたくさん食べてくれたのですぐなくなってしまい・・・笑

 

今回は秋田県での出張昆虫食イベントでした。
調理をするとやっぱり盛り上がりますね!

FUTURENAUTでは昆虫食に関する出張パネル展示や、映像展示、ワークショップ・イベント開催なども承っております。
ご予算、対象、規模に合わせた昆虫食イベントを開催可能です。
ご依頼お待ちしております。